お米用語辞典 <お祝い>
お米を収穫した後、藁はお正月の飾り・門松に使われたり,注連縄(しめなわ)。 野菜のゴボウのような形の「牛蒡注連(ごぼうじめ)」・ それより短く太い「大根注連(だいこんじめ)」・藁を垂らした「前垂れ注連縄」の材料として使われます。 |
★注連縄(しめなわ) 家に迎えた年神さまに留まってもらい、居場所を示す飾り。 |
★鏡餅(お供え餅) 神様にお供えする鏡餅。丸く平らで鏡のような形の大小二つを重ねた餅。 暮れに供えた鏡餅は、正月11日の鏡開きの日に食べる。 年神様に供えた鏡餅には生命の源泉が宿っていて、それを食べる事で新しい生命力を得られると信じていた。 (鏡開きで新しい命をいただく) |
★雑煮 お正月の雑煮は祝い膳の献立。 神に供えたいろいろな物を下ろし羹(あつもの)=熱いものにして食べるものという意味があり、昔は身体を温め養うという意味で「保臓」(ほぞう)とよばれていた。 |
★七草粥 正月7日、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)の七草をお粥に入れ食べる。 正月のご馳走疲れの胃を休める健康食。 |
★赤飯 赤米で炊いた飯は今の赤飯のルーツだった。 糯(もち)米を小豆のゆで汁で赤く染め、小豆を混ぜて蒸して作る赤飯。お祝い事(誕生日など)に食べる。 |
【参考資料】 平成13年1号サライ別冊付録・正月飾りと行事「正統」。 |