シールの部屋  荷札の部屋 お米用語辞典 日本のお米たち カブトエビ 稲作農法

お米の作り方「稲作農法」を紹介

 農薬や化学肥料が無かった時代、人々の知恵で「土」と「人」と「作物」とは良い関係でいました。
 家畜の糞尿や落ち葉などの有機物を田や畑にまく事で微生物を活発にさせて、有機物の分解を促し、栄養たっぷりの土壌を作って農薬も使わずに来ました。
 農業基本法が制定されから食糧増産の名のもとに化学肥料や農薬を多用した近代農業が急速に広まりました。自然界の中にある素材を使った循環式の図式は崩され、地力は衰え、衰える事でさらに農薬や化学肥料の使用量が増えると云う悪循環が続きました。
 今、全国各地で微生物の働きを大事にしながら、化学肥料や農薬に頼らないで有機質肥料を使った稲作を実践している農家さんがいます。そのような農法を紹介します。

※ 自然の除草作用を利用した農法 ※
≪アイガモ農法≫
●除草剤が無かった時代に除草用に鴨を放し飼いにする農法が在りました。
●アイガモのヒナを水田に放して雑草や害虫を駆除してもらいます。
◆雑食性で、水生生物や昆虫類も好んで食べますが、稲の成長につれて上部に付いている虫を食べられません、害虫防除は低下します。
●アイガモの排泄物は肥料として期待されます。田んぼを泳ぎ回り、稲の株元をくちばしでつっつくために根の張りが良くなる。
《注》ヒナを田んぼに放す時は他の動物たちに食べられないように注意する。

※ 自然の除草作用を利用した農法 ※
≪コイ農法≫
●アイガモ農法と同じに除草剤が使用するかわりに、水田に鯉や錦鯉を放流し、雑草や害虫、プランクトンを食べて除草してもらう方法です。
◆欠点は・田んぼの水深が浅い為に日照りが続くと水温が高くなったり、日陰が無い為にコイがグロッキーになってしまいます。

※ 自然の除草作用を利用した農法 ※
≪レンゲ栽培≫
●レンゲを肥料と雑草防止に利用する栽培方法。

※ 天然資材の肥料を使った農法 ※
≪海藻アルギッド
   農法≫
●ノルウェーに自生する海藻の「アスコフィラム・ノドサム」を乾燥粉末にした製品がアルギッドです。
●古くから栄養価や土壌改良効果が知られています。

  
≪EM菌農法≫
●EM農法のEMとはEffective Micro organisms(有用微生物群)の略。
●作物栽培に有用思われる10属80種類異常の有用微生物を培養したのがEM菌で、これを利用したのがEM農法です。

    
≪コフナ農法≫
●フランス・パスツール研究所のアンドレ・ブレヴォー博士の指導によって生れた微生物資材です。
●CO・・仲間・バクテリア、FU・・腐植・リサイクル、NA・・自然・ナチュラルの頭文字を取ったフランスの会社で作られた有機質特殊肥料です。
●コフナの優れた効力を利用した「生きた土づくり」です。

    
≪バイオセラミカ農法≫
稲の栽培法としては日本で初めて特許権を取得した。
バイオセラミカとは、物質の原子や分子、さらには細胞を構成する各段階で、それぞれの運動を活発にする特殊なエネルギー(遠赤外線を中心とする複合微弱エネルギー)を放出するセラミック。
 水が良質な遠赤外線を吸収すると、水分子中で常に起こっているミクロの水分子運動を活発化させます。
 海に生息するプランクトンの一種で、甲殻類の「アミ」を原料に特殊な製法で抽出したアミエキス。
「アミエキス」を栄養剤とし、バイオセラミカ活性水と一緒に田んぼに施用する。
土壌にバランスの取れた栄養が供給され、セラミック処理の活性水による自然化学反応の促進によって、稲の健全な成長と発育を助ける。

このページのトップへ